メーカーの”神対応”により、理想の学習リモコンが完全復活 (´∀`)

1ヶ月ほど前に「学習リモコンの修理」として、簡単メンテナンスが成功したという記事を書いたが、実はそれから 半月ほど経過した後は不定期に不調に陥ってしまっていて、その度に何度も同じ処置をしていた。
そのおかげで、リモコンの分解と復旧作業はかなり上手くなったのだが・・・( ;´・ω・`)
キッチンの中性洗剤を始めとして、少しずつ使用薬剤を変えてみたのだが、その時は改善しても数日後には再発という繰り返しとなった。
そして、ある日ついにまったくリモコンが機能しなくなってしまった。”RC-589M”が使えないとメチャメチャ困るのだ。( ≧Д≦)
自室では、テレビを見るという単純な行為であっても、「テレビ電源→アンプ電源→入力切替→レコーダー電源」という煩雑な操作が必要(電源オフでも同様)であり、これらをマクロ機能によってワンボタンで実行しているため。
いつもオーディオアンプとスピーカーで聴いていると、テレビ内蔵のスピーカーなんてとても聴けたものではないし。(;`ー´)
ブログや Youtube でも、リモコンメンテナンスの記事は結構存在するので、珍しくない故障ではあるようだ。
それらの情報を総合すると、現象は二点に集約される。ひとつは、特定のボタンが効かなくなる症状と、もうひとつはすべてのボタンが効かなくなるという症状。
前者の場合は小さくカットしたアルミ箔などをボタンの裏側に貼り付ける事、後者の場合はボタン裏側の洗浄と基板上の接点部分の洗浄が有効である事。そして、いずれの場合も対症療法でしかなく長期的な効果は望めないというのが結論。
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さてと。ずらりと並んだオンキヨー社製の学習リモコン”RC-589M”。一時はこの内の三個が全滅だった。
「これではまるでリモコンマニアではないか !?」というのは置いといて・・・(;`ー´)
実際に所有しているのは三個で、四個目はメーカーのサポート担当者から提供された代替品である。
とにかく自分としてはこの製品が理想の学習リモコンである。その理由は何度か書いているのでここでは繰り返さない。
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具体的な故障(不具合)はこれ。ボタンを押しても先端の赤色 LED が点灯した後は延々と点滅を繰り返して、他のボタンを押すまで点滅状態が続く事。こんな状態なので、対象とする機器が何の反応も起こさない。つまりこの間、リモコンとしてまともに機能しないのだ。任意のボタンを押すと先端部の LED が一瞬点灯して消灯するのが正常動作。
ネット等の情報でもこんなのは見かけた事がないし、ほとほと手を焼いていた。( ;´・ω・`)
予備に買っていた二個もまったく同じ症状なので万事休す。治らない持病があるならと、全部捨ててしまおうかとさえ考えたほど。
しかし、一個4,500円(送料込み)もする高価な製品でもある。ダメ元でもいいやとメーカーのサポートに相談して見たら、”神対応”だった。
何しろ、そもそもこの製品は正規の販売商品ではなくて、あるAVアンプ製品の”補修部品”。
しかも半年も前に購入して一度も使わずそのまま保管してあっただけだし、納品書も捨ててしまっていたのだ。
ところが、相手にされないだろうなと思っていたら、状況を一生懸命聞いてくれて、リモコン専門(?)のサポート担当者に申し送りしてもらう事が出来た。そして、その担当者 A氏も真剣に症状を確認した結果、先方ではどうしても症状が再現出来ず、何度もやり取りした結果、何と代替品を無償で送ってくれる事になった。(。゚ω゚)
そして、その翌日にはもう代替品のリモコンが到着したのだが、当然というかまったく正常に動作した。
その事を担当者に報告して謝意を述べ、更に代替品を一個送ってもらって手持ちの二個を返送する事になった。
しかも、この間の送料はすべてメーカー負担にしてくれた。これで一件落着なるところなのだが、どうしても症状に対する疑問が消えず、ひとつだけ試していない点を思いついて、ダメ元で試してみたら見事原因が判明したのだった。
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何と、原因はパナソニックのアルカリ乾電池”LR6XJ”だった。
これ以外の種々のメーカーの乾電池やエネループ等、どれを使っても何事もなく正常に機能する事が確認出来た。
とはいえ、この製品は電気店やホームセンター等で普通に売られているロングセラーの高性能なブランド品である。その品質に問題などあろうはずがなく、自分でも種々のリモコンや電化製品に常用していて不具合が起きた事など一度もないのだ。
そもそも、市販の乾電池は厳密に規格が定められているし、電圧や電流値等に、不具合の原因となるような不安定な要素など出るはずもない。しかも、問題の”LR6XJ”は電池に経営資源を集中している天下の一流メーカー製品である。
しかし、”RC-589M”にこの”LR6XJ”を装填した場合のみ異常動作するのだった。正常だったサポートからの代替品でも、この電池を入れた場合のみ確実に不具合を発生するのである。もう”相性”というしかない不思議な現象だが再現率100%なので間違いない。( ´・ω・`)
特殊な製品での稀な現象なので誰の役にも立たないかもしれないが、リモコン不調についてこんレポートを見た事がないし、メンテナンスしても治らず原因不明とあきらめる前に異なるメーカーの電池交換を試してみる価値はあるかもしれません。( ´ー`)
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オンキヨー製の”RC-589M”。これがどれほど優れた学習リモコンであるかは何度も書いているが再度まとめておこう。

1.片手で操作出来る、ボタンの大きさや配置にムリのない程良いサイズで持ちやすい形状 ※少し重いけど(;`ー´)
2.機能に応じた個々のボタンのサイズと、適切にグループ分けされたメリハリのある形状
3.全ボタンの自照機能
4.連続動作可能なマクロ機能
5.特等席に配置されたジョイスティック(カーソルキー機能)と再生・一時停止等を中心とした特殊操作制御系ボタン
6.すべてのボタンが立体的形状で手探り操作が可能
7.これ以上あっても使いこなせないかもと感じるほどに充分なボタン数
残念ながらおそらくこんな製品は二度と発売されないだろうが、今や三個も手元にあるので心配ないと思う・・・( ´・ω・`)
素晴らしい誠意あふれる対応をしてくれたオンキヨーのサポート担当者にあらためてお礼申し上げます。( ´ー`)

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コメント

コメント一覧 (3件)

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    >パナソニックのアルカリ乾電池
    解決しましたね(^^)v
    以前パナソニックのエボルタ乾電池(単三)を電池ボックスがバネ板仕様に利用すると
    端子の接触不良がおきます、今現在は電池ボックスがコイルスプリングでストロークがあるため問題ないです。
    原因はプラス端子を他メーカーよりほんの少し短くしたため電池ボックスのバネ圧が弱く乱暴に扱うと接触不良が起きて途切れ途切れの通電になってしまうようです。
    よもや有名なメーカーの製品に問題なんか無いと思っていると、問題解決に時間が掛かってしまいますよね。

  • SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    情報ありがとうございます。誤解の心配はないでしょう。
    今回の製品は"エボルタ"ではないので当てはまらないんですが、そんな事情もあったとは全然知らなかった。
    外形寸法は厳密に規定されてると思い込んでたけど、けっこう許容範囲があるんですね。(。゚ω゚)
    長寿命性能の実現に端子のサイズがどう関係するのか想像もつきませんが・・・あ、それと。(;`ー´)
    >電池ボックスがバネ板仕様に利用すると

    電池ボックスがバネ板仕様になっている機器に使用すると
    ですね。たぶん。( ´ー`)

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