M.2 SSD リベンジ成功

満を持して愛用のPC「DELL OPTILEX5050」の専用スロットに収まったM.2 SSD。

ラベルが逆さまだが取付は間違っていない
目次

M.2 SSDにWindows10 をクリーンインストールしてみたら

前回の失敗(?)の傷心から何とか立ち直ったので、メインストレージのM.2 SSD移行に再挑戦した。
実はずっと引っかかっていたのが、「OSインストール」という基本的検証をしていなかったこと。
本体もパーツも規格内にもとづいて造られているのに(根拠のない)”相性”なんてものがあるはずがないと確信めいたものを感じていたので、あえて同じショップで全く同じ製品を新たに購入した。
※結果として返品返金してくれたが、メーカーテストでは完全に正常だったという報告があった

現用の2.5インチSATA SSD の接続を取り外して、OSのクリーンインストール開始。
電源オンにすると冷却ファンが数秒間最大速度で爆音状態になったので一瞬びびったが、すぐに無音になった。その後・・・

メーカーロゴの後で数秒間こんな状態となり、アタマが真っ白になりかけた。😫
BIOS(UEFI)の新規デバイス検査中なのか。ただし当たり前だがその後は発生していない。

祈る気持ちで眺めていたらおなじみの画面が表示された。ここまでくればもう問題は起きないだろう。
20分程度でクリーンインストールが完了し、その後1時間くらいかけて更新プログラムインストールも完了。

お楽しみの起動時間チェック。
電源オンからデスクトップまで20秒かからなかった。クリーンインストール直後の状態だから速くて当然だが、気分が良いのは間違いない。ここまでの作業でM.2 SSDにもPCにも何の問題もないと確認出来た。

SSD同士のクローンも正常完了したがまたもトラブル発生

SATA SSDを接続すると優先起動になったので直ちにクローン開始。
20分程度で完了。前回はこの後の作業がまったく進まなかったのだが・・・

再度SATA SSDの接続を取り外してM.2 SSDのみの状態にして再起動。
今回は正常にメーカーロゴが表示されて安心したのもつかの間でログイン画面になる直前にこうなってしまった。😫

BitLocker って何や !? 設定した覚えがないぞ

一応知識として知ってはいたが遭遇したのは初体験。とにかくここからまったく進めなくなってしまった・・・
進めない理由は「BitLockerキー」なんてどこにもないためである。そんな設定もしていない。
何か心当たりがあるとすれば、新SSDのOSクリーンインストール時にこれまで一度も見たこともない「秘密の質問3つ」があったこと。
もちろんUSBメモリへのキー保存なんて説明も一切なかったので関係あるかないかは分からない。
はっきりしているのは「BitLockerキーなどない」ということ。
仕方なく元のSSDに戻してMicrosoftアカウントにログインしてもキー登録なしでお手上げ。😥
前回のトラブルとは異なり、M.2 SSDが正常動作しているので気は楽であるしこうなったらやることは決まっている。

元のSSD上で解除してもう一度クローンすれば良い

コントロールパネルから行えるのだが、何と、30分くらいかかって無事に暗号化解除完了。※2台とも接続状態
この後でクローンして今度こそプロジェクト完了、のはずだったが「他のシステムディスクが動作中」とかのメッセージが出てクローンを実行出来なくなってしまった。・・・またか・・・
しかし、何となく予感がしてシャットダウン~元のSSDを切り離してM.2 SSDのみの状態で電源オンすると、今度こそ正常にクローン後の状態で起動してくれた。😂
デバイス単位での保護システムという仕組みなので、理屈は合ってるのかもしれないが分かりにくいわ。

この記事も移行半日後に新SSD上で書いてるし、もう不安なく過ごせるだろう。

SATA SSD から M.2 SSDの移行結果は

元のSSD
M.2 SSD

たまにはこんなエビデンス的なのも載せておこうか。
ベンチマークの数値上は圧倒的な差があるが、この程度では実用時の体感的にはほとんど変わらない。

SATAからM.2になって2~3倍以上も高速化したのはたしかだが

個人的に最も重要なのはベンチマークの成績などではなく、電源オンからデスクトップ画面でスタートアップアプリが起動してマウスカーソルが落ち着くまでの実質起動時間。
結果は実測で約62秒 ➡ 48秒とたしかに速くなったがそれだけ。6,000円の価値はまったく感じない。
ただし一応ブランド品の新品で500GBである。高く付いたとも思っていない。たぶん苦労するかもと分かってて決行したのは。単に「新しいデバイスを使ってみたかった」という薄弱な理由。
その意味では、トライしてみて良かったです。😉

旧式HDDにクローンしてみたら3時間以上かかった

「決してマニアではない」とうそぶきつつ、実は常時HDDを4個と5枚のSSDを所蔵している。

これらのうちの最古参つまり低性能の3.5インチHDDがWDの500GB(WD5000AAKS/7200RPM)品。
製造年月が2010年11月となっている骨董品。WDの2品は、職場でしょっちゅうHDDの入替えをしていた時期に余った中から将来も役に立つかもと死蔵していたものである。当時は静かな方だと評価していたが、今の無音ともいえる最新製品と比較するとさすがに動作音(シーク音)がうるさい。
寿命が4~5年とかどうこういわれるHDDだが驚異的に丈夫である。10年以上前のHDDが正常動作するという生き証人である。M.2 SSDを注文する前に念のため現状のバックアップにと引っ張り出してきたのだった。
結果は、正常にクローン完了したとはいえ所要時間もおそらく3時間半くらいかかった。※途中で計測を止めていた

BitLocker 無関係で無事起動したが
OS起動だけで14分だぜ😂
20年前のHDDの成績

さて。骨董品HDD単独ブートではメーカーロゴの後のブラックアウト画面がやはり延々と続き、1時間経っても終わらんのではと危惧したが、放置していて14分ほど経つとデスクトップ画面が表示されていた。
その後は反応の遅さを我慢すれば何とか使えるかもしれないと一瞬考えたりしたがやはりそれはムリ。
ベンチマークは惨憺たる成績だが、調べてみると当時の同系製品の標準的なレベルのようだ。異音や温度所上昇などの劣化も感じないし初期の性能を保っているというのは称賛に値するとも感じる。
とはいえ数値だけをみると、SATA SSD が骨董品HDDの約4~5倍程度の性能差だが体感上は圧倒的な差がある。
それに対してSATA SSDとM.2 SSDも同程度の差なのに、ほとんど恩恵を感じられないのはなぜなのか ?
骨董品HDDに対してSSDは”RND4K”項目で100倍以上の差が出ていて別次元ともいえるレベル差なのが効いてるのか。
しかし、とにかくこの種の製品(旧式HDD)は思い入れや懐古趣味の対象にすらならない。
1ヶ月間くらいはバックアップの保険に置いておくが、同系の1TB品ともども廃棄決定である。

CrystalDiskInfo での温度測定結果

エアコン不使用で室温30度での測定。

デスクトップ画面安定直後
CrystalDiskMark 実行中の最高温度

本体は文字通りデスクの上に設置。
測定開始後の71度には少しヒヤリとしたが、測定後はどんどん下がって51度に戻った。
自分の用途では高度なゲームや動画制作CG処理などと縁がないので気にしないことにしている。

まとめ

今回の作業
  1. 新品M.2 SSD購入
  2. 現用SATA SSD 取り外し、M.2 SSD装着
  3. USBメディアからWindows Proをインストール
  4. OSアップデートを実行
  5. SATA SSDを接続しM.2 SSDも装着
  6. クローン実行
  7. SATA SSD 取り外し、M.2 SSD から起動
  8. BitLocker ブロックで起動不能
  9. SATA SSD 接続し、BitLocker 解除
  10. クローン実行出来ず
  11. SATA SSD 取り外し、M.2 SSD で正常起動

やっぱり今回もカンタンとまではいえなかった。試行錯誤も含めて合計所要時間は3時間程度かかった。😥
M.2 SSDを新規に装着してすぐにクローンコピーという使用方法は間違いではないはずだがこれ以上は考えない。
一般的用途としてOS新規インストールから始める場合は 4. までで完了なのでカンタンとはいえる。

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