年賀状の不思議

我が家には毎年 100通くらいの年賀状が来ます。今年もそうでした。
で、この数が多いとか少ないとかなどはどうでも良い事ですが、ここ数年は写真入りのものが当たり前のようになって来ました。
パソコンと印刷機を所有していて、それ用のソフトさえあれば簡単に作成出来るようになったのは喜ばしい限りです。極めて少数派の達筆の人たちを別にして、年賀状を作るのが苦にならなくなったのですからね。
そして、ウチに来る年賀状も 90%くらいは写真入りです。
しかし!! そのまた 98%以上が「子供だけの写真」なのです!!
たぶんそれが普通の感覚なのかなも知れないんでしょうが、ずっと以前から気になっているんですが、これは一体何なんでしょう!? ゼッタイにおかしいと思います。
日常的に交流のある方たちは別ですが、そもそも年賀状って、そうではない人たちとの年 1回の交流の機会であるはず。ウチでも 80%以上はそういう性質のものです。
旧知の知人の近況に触れる年 1回の機会であるにもかかわらず、せっかく写真付きなのに、そこに現れるのが 「子供だけ」!?
「他人の子供の写真なんて関心はない」と感じる自分は、少数派なのでしょうか ?
決してそうではないと思うのです。と言うわたしはやっぱり変人なのだろうか ?
わたしも、長寿会入りが段々と冗談ではなくなって来ている年代なので、容貌の衰え(そんな大したもんか!?)は十分自覚していますし、自分が写っている写真はあまり見たくありません。それは自慢の美人妻も同様です・・・と思う。
しかし、わたしはそれでも断固として「子供の写真だけの年賀状」は出しません。たとえ自分が 100歳になったとしてもです。相手に余分な心配をかける可能性のある重病や寝たきりなどでなく、普通に日常生活を送っている限りは。
形式的な義理だけの不特定多数に対してではなく、自分の関わりのある、しかも出したい人たちだけに出すのが、わたしの考える年賀状だからです。
ですから、子供の写真だけの年賀状は、相手に対して「失礼」だとさえ考えています。ありきたりの挨文よりもはるかに雄弁に近況を物語る写真が、無意味なものになるからです。
この事に気が付かない人があまりにも多すぎるのではないでしょうか。
・・・ と考えるわたしは変人 ?

年賀状の写真2008

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