エアコンはなぜ猛暑日に限って故障するのか

時計のデジタル表示はブルーです(反射してる方が実際の色)

7月3日の朝8時過ぎ。2階の自室の室温がすでに32℃! 新記録である。

しかし、エアコンは1週間前に冷風が出なくなるという最悪な故障が発覚してから使えない状態。
そして、除湿機能が死んでしまったようで止めをさされたという絶望となった。😥

フィルターをはじめ、考えられる原因はすべてチェックした。風量も室外機も問題ない。あとはもう冷媒ガス不具合しかないが、数万円支払ってチャージしても治る確証もないので泣く泣く買い替えを決意した。
それにしてもさすがはNational、天下の国産品。取説を調べたら実に2003年購入なので20年目になっていた。
これではたとえリスクありでチャージ成功しても使えるのはせいぜい1~2年だろう。
逆に、今まで何の故障もなく良く働いてくれたもんだと感謝すべきと考え直すことにして諦めた。

それにしても、よりによってこのタイミングで。1ヶ月以上の待ちになってしまうかもしれない。😫
何でこんなに運が悪いのだと自虐的になりがちだが、よく考えてみたら・・・
昨年も異常気象で9月まで使ってたから冷房運転は9ヶ月ぶりである。
エアコン運転変更はどうしてもシーズンをまたぐので悲劇にあう確率が上がるわけか。

熱さ(熱さ)に耐えかねて、その年に初めて冷房運転した時に故障が発覚するからなのだな

性能に不安があれば春が終わる頃、5月中に確認しておけば良いハナシだが、それは結果論に過ぎない。
老朽化の懸念も少し感じつつ、昨年まで冷房も暖房も問題なかったしと、動作確認をしていなかったのは自己責任。
自身の老朽化で、寒さ対策は衣服の工夫などである程度出来ても、殺人的猛暑には耐えられない体になっている。
とにかくこの時期のエアコンは納期3ヶ月とか未定とかがあふれている中で焦燥感がつのる一方。
ジャパネットたかたなどの値付けを参考にしつつ、ネットで最安値の在庫品を確保出来たまでは良かったのだが。

運良く在庫品ゲット

メーカーやブランドにこだりはないし別に型落ち品でも良かったが、運良く在庫品の8畳用が送料込48,000円というショップを見つけたので迷わず注文。翌日午前中に届いた。ここまではサイコーだったがこの状態が何日続くのか・・・
当たり前だが、この時期とにかくすぐに対応可能な工事業者がいない。完全に需要ピークの時期なのだ。
地元の有力電気店「信貴電気商会」に工事を依頼して店頭では快諾されたが、実に3日間放置されてしまった。
現場のものから連絡させるという回答が3度あり、その後音信不通で堪忍袋の緒が切れた。
やむなくネットで見つけた業者に7月18日の予約をしたが、これを書いている時点で確約の返信はまだない。
しかし自分で工事出来ないのだから待つしかない。気分転換に小話でも書いてみよう。

エアコンの畳数表示ってなんだ ? と考えてみた

日本独特の「畳(タタミ)数}表記って、実は極めて曖昧な目安にしかならない。
ハウスメーカーのモデルハウスなどに入ってみて、ある和室が6畳間とされていてもそれは「畳が6枚に分割して敷かれた部屋」に過ぎない。広さの具体的確約などはないので要注意である。
さすがに6畳と10畳の差は誰でもひと目見て感じることが出来るが、6畳と8畳では物件によっては感覚的にほとんど差がないか、逆転の可能性すらあるのだ。
畳1枚のサイズについて何らかの公的規格があるわけではない事を知ってる人はどれくらいいるのだろうか?
そもそもの基準は日本古来の尺貫法で横3尺✕縦6尺だが共通認識としてはせいぜい縦横比率が1:2であることくらい。
大まかにはまず地域などによってサイズが異る。現代人にはまず分からないだろうが、一昔までの最大サイズ「本間(ほんま/ほんけん)」と最小の「団地間(だんちま)」では実に20%もの差異があるのだ。

特に空調機器では部屋の容積が重要な要素のひとつであり、床面積20%の差は想像よりはるかに大きい。これに地域や建築構造や日照、それに集合住宅では階数などの環境要素でも大きく左右されるので最終的には自分で判断しなければならない。
消費者が何となく想像して出かけた量販店の店頭で店員にいくら聞いても責任ある答えなんか出来るはずがないので「不安があるなら大きめのを」とアドバイスするのがせいぜいだろう。
自分の基準は、空調機メーカーの畳数表記のそばに小さく書かれている注意書き。

「畳数のめやす」が「6~9畳(10~15㎡)」となっている場合、適用畳数は 「木造平屋南向き(和室)では6畳(10㎡)、鉄筋マンション南向き中間層(洋室)では9畳(15㎡) 」ということを表しています。
また、暖房の方が適用畳数は小さくなるので、注意が必要です。

ウチは木造戸建てだが高気密外断熱構造なので「鉄筋マンション中間層並み」+αととらえている。
今回の入れ替えは畳数にして9畳 + 小部屋3畳なのでカタログ値8畳用の製品とした。
ちなみに前機種は2.8kW機(カタログ上は冷房8~12畳用)。能力十分で冷暖房とも最弱風量でしか使ったことがないほど。
※実使用での冷房設定温度は季節通して29℃にしていた(暑くなく冷えすぎずの体感が基準)

さて。新規購入した製品の性能表記は右図のとおり。

真にみるべきは畳数ではなく冷房能力(kW)である。
経験上冷房能力2.8は過剰性能で、2.5でも今の部屋容積で余裕を持って問題なく使用できることが分かっている。
1ランク落とすわけだが20年前の製品より格段に省エネ性能が上がっている(はず)なのでなんの心配もない。

などと書いてるうちに工事業者さんから18日に施工OKの回答が届いた。あと2週間ちょっとの我慢である。
さいわい、次週は極悪天候が少し落ち着くようなのでギリギリセーフとなったかな。😊

熱烈歓迎!!以上猛暑の救世主は台風4号 😅

6月なのに気温35度超なんて当たり前という異常気象を一掃してくれそうな「神風(カミカゼ)」に期待。

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