BMWとの蜜月③318i(E46/1998)

ついに実現した「駆け抜ける歓び」と所有満足度

最初で最後のマニュアルミッション車が最高だった

1998年10月。MT車なので史上最安の358万円。😀
いつまでもモヤモヤした不満が消えなかった323i から逆戻りして、2年後にフルモデルチェンジを果たした新型車の318i に飛びついたのだが、すぐに乗り換えとはならなかった。
BMWから二度と離れられなくなった運命の名車”E46“型は外観も内装も文字通り一新され、現代でも通用するほどの完成されたデザインで現れた。

5ナンバーの呪縛から解放された素晴らしいプロポーションは今みても惚れ惚れするくらい後光が射していた。


国産車並みに立派になったカタログを繰り返し眺め続けたほど魅了されていたが・・・
内外のデザインは素晴らしい変貌を遂げていて大きな魅力を感じさせたものの、エンジンがほとんど進化のないSOHCだったため、勢い込んで試乗したAT車はまるでCVT車のような低レスポンスでやはりヘボのまま。
期待は裏切られ落胆は大きくて「まだ今の(323i)でいいわ」と乗り換えモチベーションが一気に下がった。
しかし後日「走りの面でMT車は別物ですよ」との営業マンの悪魔の囁きに半信半疑で試乗してみたらウソではなかった。
スポーティカーとして最小限のパワーではあったが、AT車での幻滅とは真逆の”胸のすくレスポンス”にぶったまげた。
こんなにも違うものなのかという駆け抜ける歓びを味わい、即決で在庫車を注文した。
そんなわけでBMW遍歴の中で唯一のマニュアルシフト車です。😀

ホイールカバーも秀逸なデザインで交換の必要も感じなかった。
“ファーングリーン”と名付けられたボディカラーと、明るいグレーの内装カラーもベストマッチで大満足。

上の写真は後年3代目となったE46のものを流用しているのでダッシュボードのみがライトグレーである。
この頃はカメラと写真に関心がなく、せっかくの愛車もほとんど撮影しなかったのが返す返すも残念。


まったくおかしな話だが、3代目にしてようやくBMWの”Fun to Drive / 駆け抜ける歓び”に出会うことが出来たのだった。
ほんの少し高所得層のプライドを持てていた時期だが、しょせん”セレブ”などとは縁のない底辺のにわか小金持ちに過ぎないのでM3などという本物のスポーツモデルにはかすりもしなかったのが実情。😅
この時の323i下取り価格は実に230万円。2年間で半値である。😴
さすがに正規ディーラー査定の非情な冷酷さに辟易し、その後の新車購入でディーラー査定と縁を切ることになった。
とはいえついに巡り会えた満足度100%のクルマで至高のBMWライフは10年間は続く・・・はずだった・・・

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA