BMWとの蜜月 ①

BMW 318i(1993年6月)

BMWライフの記念すべき1号車

代金は車両本体価格384万円+特別仕様23万円。値引きは20万円くらい。
特別仕様といったって注文したわけではない。在庫車に勝手に装着されていた”アロイホイール”13万円が含まれている。今でも「えっ? ウソやろ?」と思えるが、318i 標準仕様はまさかの鉄ホイールだったのでした・・・
BWMデビューのいきさつは何度も書いているので省略する。端的にいって満足度は50点である。
舞い上がっていたのは実は最初の数ヶ月だけ。室内のつまらない異音が治らないしアイドリングはずっと不安定だし、最初は重厚で上質と感じた乗り心地も慣れてくると思ったほどではなかったし、ボディカラーだってホワイトかシルバーの方が良かったのに、とずっと後悔していた。
しかし最大の不満は、走りがウリのはずのBMWにおいてかんじんかなめの動力性能だった。
なにしろエンジンがまさかのSOHCで忘れもしない114馬力!!。😂
完全に熱に浮かされた衝動買いだったので天下のBMW車がDOHCでないなんて想像すらしていなかったのだった。
軽のターボ車にしょっちゅう煽られていた苦い記憶しかない・・・。

まるで当時の多くの国産車のように意味もなく湾曲したダッシュボードを始め、まったく好きになれなかったしょぼいインテリア。
少しは華をと後日取り付けたウォルナットパネルは初のDIYになった。
高級感も何もないファブリックのシートにも、座った感触がずっと不満だった。
とにもかくにも、アクセルを踏み込んでも期待するような加速感もまるで得られず「BMWって高級車じゃなかったのだ😫」とストレスが溜まっていったのが地獄の始まりとなったのだった。
いや、318iというのは当時のラインナップでも最底辺のモデルだったのだが、当時はそんなことまったく知らなかったのだわ。買ったのはあくまでも「BMW」であり「318i」という認識はほぼなかったのさ・・・😅

BMW以前

何度か書いてるが、それまではずっとホンダ車を乗り継いでいた。
ホンダZ・シビック・アコードと続いたあと、少しだけCR-Xに寄り道してたどり着いたのが「ビガー」。
もう知ってる人はほとんどいないだろうが、当時はソアラと並び最高のスタイリングと評価していた。
ちょっと高給取りになってはいたが、こっちが身分相応と考えた。迷いはなかった。
赤茶色の下品な内装色のソアラの約半分の予算で買えたのだ。たしか210万円くらいだったかな。
上品なレッドメタリックのボディカラーにグレーのインテリアが抜群に知的と気に入っていた。
そしてこのクルマ以降ブラック内装色のクルマを選択することはなかった。
もちろん知ってる人は知ってるはずだが、中身はアコード・インスパイア。
あえてマイナーなビガーを選んだ理由はインスパイアには設定がなかった、このボディカラーである。

これは後期の車幅拡大版

インテリアデザインも10年後に愛車となるBMW525i(E39)に勝るとも劣らない素晴らしい出来で、特にこの時のグレーのインテリアカラーが今に至るまでブラック内装嫌いという自分の好みを決定づけることになった。※サンプル画像はブラック
いま見ても欧州車に全然見劣りしない、当時デザインセンスが突き抜けて素晴らしかったホンダの傑作車である。
今から思い返すと、見かけほどにはパワーがなく、乗り心地も最高とはいえなかったが特に何の不満もなく、もうこれでクルマ道楽は最後に出来る。10年は乗るぞと決意していた。
今でも、なんであの時318iなんかに乗り換えてしまったのか・・・と後悔している。許せ「ビガー様」。

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