レコードクリーニング革命 その2 – さらば”バランスウォッシャー”

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「秋の夜長」でなくとも、春であってもゆったりと”珠玉のレコードプレーヤー”で聴く音楽は至福のひととき。( ´ー`)
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そして、アナログレコードをたしなむために必須の儀式が演奏前のクリーニングなのだが・・・
状態の良いレコードはそのままかけるし、良くないレコードはおよそ把握しているのであらかじめクリーニングする事にしている。
そして、その状態の良くないレコード達には、オーディオマニアから定評のあった二液方式の”バランスウォッシャー“を長らく常用していたのは以前に書いた。実は、効果にはずっと疑問符がつきまとっていたのだが、深く考えずこれが最高なのだと無邪気に信じていた。
もちろん盤面が見違えるようにキレイになる事は間違いないが、肝心の再生音の品質について評判通りの劇的なノイズ減少となって改善のみられたレコードの比率は、状態の悪いレコードの10%にも満たなかったのだ。(*´・ω・)
そして、”バランスウォッシャー”は、しばらく前、1ヶ月くらい前からまったく使わなくなった。
今はまるで清掃用洗剤のようにお手軽な霧吹きタイプに完全に取って代わっているのだ。
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とにかく安価なので使用量のコストなど考える必要もなく気兼ねなく吹き付ける事が出来る。液がレーベルに付いても気にしない。
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専用とは言えこれまた格安の拭き取り用クロスでササッと拭き取ってみたらば・・・こいつはスゴい。「何じゃ、これ!?」(。゚ω゚)
驚嘆した理由は、このレコードが”バランスウォッシャー”で丁寧にクリーニング済みのものなのだったから。
「一体どうなっているのだ・・・」としばし絶句したほど。( ゚д゚ )
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手入れをちゃんとしていたはずのレコードの汚れを見事にクリーンアップしてくれたのは、最近になって見つけた、「フラッシュ・ディスク・ランチ」さんの”アナログレコード洗浄液”。
おなじみマイペットなどと同じ容器の300mL容量で何とたったの540円(税込)なのだ。これがいかに安いかは、“バランスウォッシャー”が62mLで5,000円近い事を知れば身にしみる。詐欺まがいとまでは言わないが、だいたいにおいて高級オーディオ関連商品は一事が万事こんなレベルなので、格別疑いも抱かずにサルみたいに同じものを使用し続けて来ていたのだ。
とにかく非常に高価なので、すべての所蔵レコードを試せたわけでもなく断定は出来ないが試してみる気もなかった。
しかし、もうそんな馬鹿げた状況は終わった。この魔法のような、しかし、何の変哲もない洗浄液のおかげで。( ´・ω・`)
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とにかく喜々としてとっかえひっかえクリーニングして10枚目のレコードはこうなった。( ゚д゚ )
これも”バランスウォッシャー”で完璧にクリーニングしていたはずのレコードなのだった。盲目的に信じていた高価な”バランスウォッシャー”って、一体何だったんだ。今はもう「カネ返せ!!」の心境である。(*`Д´*)
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クリーニング後の仕上がりは、少なくとも見た目にはお値段500倍以上もの差はまったく感じられない。それどころか”バランスウォッシャー”で何度クリーニングしてもとれなかった、ひどい汚れとノイズたっぷりのレコードが劇的に改善されたのだ。(´∀`)
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これほど素晴らしい”フラッシュ・ディスク・ランチ”さん謹製の洗浄液だが、やはりどんなレコードにも100%の効果があるわけではなく、汚れの取れ具合と再生音の改善度合いとの相関関係もそれほど明確ではない。
とにかく今のところ成功率50%くらいである。しかし、コストバリューはもう言うことなしの大満足であるのは間違いなし。
何と10年も前から発売されていたらしい。もっと早くめぐりあいたかったが、遅まきながら巡り会えて良かった。( ゚∀゚)

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