「竹中大工道具館」を見学

プチ旅行プランの中で妻に提案され、神戸市にある「竹中大工道具館」に行ってみた。自分ではそれほど興味は沸かなかったのだが、しぶしぶ付き合ってみたらとんでもない所だった。もちろん良い意味で。😅
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入場料700円の価値あり

私企業の自己満足博物館に過ぎないみたいなのに「入場料700円て高すぎやろ !?」と毒づいていたが、じゅうぶんに価値がありました。展示室に入ってみるといきなりこれやし・・・・😅
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一見ただの壁なのに何か不自然。良く見るとこうなってた。いきなりだまし絵みたいなのを出されて”つかみは成功”てとこか。
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ムカシの小道具がたくさん。使いみちの分からないものもいくつかあり。
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ムカシの製材機。ハンドルを動かして疑似操作も出来て面白い。すぐ飽きるけど。😅
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たしか「法隆寺」の屋根構造の再現。何の装飾もなくとも美しい。素晴らしい、正に工芸品。
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いろいろなカンナ。細いので溝掘り用である。
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こんなふうに溝を作るのだ。もちろん今は機械で自動化されているだろうが、職人の地味な作業を偲んで感慨深い。
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面白い組木パズルみたいなサンプルが展示されていて自由にいじる事が出来る。
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柱などの構造部材を延長するための仕組みだとは理解できる。しかし・・・
とうぜん分離出来るはずだが、どうやったって物理的に不可能やろ ?? と3分ほど悩んでひらめいた。
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これしかないよな。最初に考えた人と古い道具だけで造り上げる職人さんたち、偉すぎるぞ。
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欧米の大工道具たち。こんな道具にもちゃんとそれなりの装飾が施されているのだな。あの複雑で繊細な美術品のような教会などの建物を造るにはこれくらいの遊び心が必要だったわけか。そんなわけでもないと思うが、質実剛健一本やりの日本の道具との対比が実に興味深い。実に面白いぞ。
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加工の方法も使われる道具も発想からして異なるのだな。いっしゅん、ギロチンかと・・・😅
長くなったので次号に続く。

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コメント

コメント一覧 (1件)

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    竹中大工道具館はいいです。
    まず、入り口の名栗仕上げの自動ドアにやられる。
    船底天井(杉の無垢材)に圧倒される。
    唐招提寺金堂組物模型(実物大)に息をのむ。
    地下へ降りる階段の踏み板は、無垢の一枚板を加工したもの。
    鏝による土壁削り出し仕上げの大壁。
    地下フロアにあるローテーブルは、幅30cmを超えるカンナで仕上げてある。等々
    竹中工務店は、1610年創業と言われる大工棟梁家が元祖。
    この建物自体が、日本が世界に誇る職人の匠の技をリアルに感じられるものになっています。
    遠方から来た建築関係の知人は、たいてい連れて行きます。

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