フィット 1.3G

突然の取材敢行となったため、今回の撮影機材は、”iPad Air”であります。
え ? 「いつもの写真と対して変わらんがな。」って ? ・・・ (*´・ω・)
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ゴルフがやって来るまでの愛車だった”フィット”。2013年に現行型にフルモデルチェンジされたのだが、これまで乗ったことがなかった。
ほとんど関心を持たなかったその理由だが、それまでの愛嬌や親しみやすさを排除した奇をてらったようなスタイリングがまず気に入らなかったし、「どうせ走りはゴルフとは比較にならないだろう。」という慢心もあった。結果はもちろんその通りだった。(*´~`*)
だが、本当に無関心だったというほどでもないので、機会をみつけて試乗してみた。外観はかなり見慣れているので当初の抵抗感は薄れてしまい、「これはこれでアリかもしれない。」とまで感じるようになって、人の感覚の適応力に感心したりする。( ´ー`)
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ダッシュボードも相当変わっている。”高級感”云々がこのクラスの車種には関係ないのは当然だが、何となく”新しさ”は感じさせる。
そこら中に小物入れがあるし、その使い勝手も良いという点において、ゴルフやポロに圧勝という状況は変わらない。
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シートはそのサイズを含め、元々高品質だったので大きく進化した印象はない。とにかくこのクラス(※)の小型車にありがちだった、余裕のないサイズと貧弱な感触と安っぽいクッション性を大幅に改善したのがフィットだった。・・・と思う。(;`ー´)
※小型車といったって、室内スペースは、もはや一昔前のクラウンと同等以上なのである
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Webカタログで調べたら、このクルマは”13G・Fパッケージ”と呼ばれるモデルだった。空調操作部がタッチパネルになっている。
思っていたよりもずっと視認性が良いし、操作性も悪くない。しかし、このパネルが完全な平面であるという点が明らかな欠陥デザイン。
すなわちスイッチのサイズのメリハリや凹凸がなく、感触による各機能の識別が不可能である。手探り操作が出来ないという宿命のタッチパネルであるため、操作パネルに視線を移動せずに操作する事も不可能に近いという致命的な欠点も併せ持つ。つまり、このクルマを運転中に空調関係の操作をするにはフロントウィンドから大きく視線を下方に移動しなければ出来ないし危険ですらある。
最近のホンダ車はみなそうだが、ナビの位置だって、なんでこんなに運転者から離れた左側に配置してあるのか理解不能。
その上、相変わらずナビ画面付近のパネルはかなり上向きの角度になっていて直射日光の影響が大きい欠点もそのまま。
何よりも安全性第一が最優先のはずの自動車でこのようなデザインが許されないのは明白のはずだが、これをやってしまうのがホンダというメーカーの悪しき伝統であると断言してしまってもかまわないだろう。
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“GE型”と呼称される、以前の愛車であったモデルよりもスクエアなエクステリアデザインによって、全幅が変わらずとも居住性が 1ランク上がった事は間違いない。リアデザインも当初は「ボルボのパクリか ?」と思わせたものたが、見慣れた今となってはどうでも良い事だ。
ところで。肝心の”試乗レビュー”だが、短時間で20kmほど市街地を走行しただけでの印象は「変わってないな。」
そして「もっと走ってみたかった。」とも思わない。すなわち「走りに関しては進化が感じられない。」という結論。
アクセルを踏んでもリニアに反応せず、安っぽいエンジン音だけが先に増大してズルズルという感じの加速しかしないCVT。
中央付近で特にレスポンスの悪い、ヌルヌルとしたステアリングの操作性。静粛性と乗り心地は少し良くなったかなという程度。
加速のレスポンスについては、DCT採用の本命のハイブリッドタイプではかなり印象が改善されるかもしれないが、あえて試してみたいとも思わない。ちと残念だが、もうフィットは購入対象のクルマではなくなった事の確認になってしまった。
この記事を読んで現在フィットを愛用されているユーザーの方々は不愉快になられたと思うが、もちろんこのような感想は”ゴルフかぶれ”の一個人の主観に過ぎないものなので、ご容赦下さい。( ´ー`)

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