“ソフトウェア”によるソフトウェアのインストール
Zorin(Linux)の世界では、ソフトウェアのインストールはターミナルコマンドから行うのが基本とされている。
その理由は「カンタンなコマンドで一発インストールできる」ため。
sudo apt update
sudo apt install ソフトウェア名
以上で完了。(^。^) 1行目はシステムのソフトウェアカタログの更新でお約束のコマンドである。
これを知ってしまうとGUIによる方法などまどろっこしいので見向きもされないようだ。
自分が知る限り、ネット情報でOS紹介以外の場面で「”ソフトウェア”アプリを利用したインストール」の紹介など見たことがない。
つまり、GUI にこだわる自分は少数派の日陰者なのだろうと自覚しているのだが、このシリーズ記事では「ターミナルコマンド排除」を最優先としているので”Nemo”インストールについても当然”ソフトウェア”を取り上げる。
“ソフトウェア”はOSインストール時からタスクバーに常駐しているし、メイン・メニューからも”システムメニュー”内に用意されている。それではNemoをインストールしてみよう。

“ソフトウェア”では「豊富なカタログの中から目的のソフトウェアが容易に見つけ出せる」はずなのだが、自分の体験では6つのカテゴリもその下の「編集者のおすすめ」でも目当てのソフトが出てきたためしがない。(´∀`;
ある程度探してみて見つからなければ検索すれば良い。ウィンドウ左上の検索アイコンクリックで検索できる。

“Nemo”が出てこない。”ファイル”はOS標準装備の”Nautilus”のことだろうと無視する。

そして”ファイル”で検索してみると、なんと同じ名称のアプリが2つ表示される。何やそれ ? (´д`)
ここまで来て「初心者にやさしいはずのZorinOSじゃなかったのか」と毒づきたくなるが、よく見ると一番目の”ファイル”はインストール済みになっている。すると・・・二番目なのかな ?

説明文の冒頭に”Nemo”とあるのでこれで確定だろう。このまま”インストール”ボタンを押せば良いのだが、すぐ下にドロップダウンリストがあるので開いてみると”APT”パッケージとなっている。
このまま”インストール”ボタンを押せばインストールが実行される。大きなソフトウェアでなければすぐに終了してボタン名が”開く”に変わるのでクリックすれば”Nemo”画面が表示される。
インストールの種類について
Nemoの場合は”APT”だけだったオプションリストだが、ソフトウェアによっては最大4種類表示されることがある。
予備知識がないと混乱必至なので、AI にでも教えてもらうことにする。Claudeの回答を紹介しておこう。
- APT(Advanced Package Tool)
Debian/Ubuntu系の伝統的なインストール方式。システムに直接インストールされます。テスト機でこれだけ出るのは正常で、むしろ一番おすすめです。軽くて速くてシステムとの相性が良い。 - Flatpak / Flathub
アプリを「箱ごと」隔離してインストールする新世代方式。Flathubはそのアプリ配布ストアの名前です。どのディストリビューションでも動く反面、容量が大きくて起動がやや遅い。 - Debian
APTと似た方式で、.debパッケージ形式のこと。Ubuntu/ZorinOSでも使えます。
判定の優先順位(初級者向け)
APT → Debian → Flatpak/Flathub の順で選べば間違いないです。
「テスト機」とは、このシリーズのためにZorinOSを新規インストールした、専用のパソコンである。
“Debian”とは何かについてはZorinOSについてに解説があるので参照のこと。
Nautilusに対するNemoの優位性のひとつが情報の密度が段違いに高いことである。
Windowsのエクスプローラーに近い感覚で使用できる。

メニューバーの”表示 – サイドバー”を”ツリー表示”にするとOSの構造が目に見えるようになる。
これはテスト機でなく日常的に運用しているメイン機の状態。
“表示-隠しファイルの表示”オンにしていて更に情報量が多くなっている。

home の下層にユーザー名フォルダがあり、クリックするとふだん目にする ホームの内容が表示される。
とはいえ、ユーザーがこんな構造を知らなくてもソフトを使えてしまうのがLinuxの長所ともいえる。
自分はこの情報密度の違いだけで標準のNautilusから乗り換えたのだがもちろん他にもメリットがある。
メイン・メニューの登録場所

インストール後は、メイン・メニューの”アクセサリー”として登録される。
二番目の”ファイル”が Nemo である。もちろん名前の変更が可能だがそれは次号にて。
Nemoの優位性 by Claude
Nautilusの機能をすべて備えているか
「すべて」は言い過ぎで、Nautilus より機能が多いというのが正確です。
Nemo で追加・強化された主なものは・・・
- ツールバーの表示カスタマイズ
- ステータスバーの常時表示
- サイドバーのツリー表示
- 右クリックから「管理者として開く」
逆に Nautilus にあって Nemo にない機能は現在ほぼないと思いますが、GNOME の最新機能との連携は Nautilus のほうが先行することがあります(この点は不確かな部分あり)。
続きは次号にて。
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