平群町メガソーラー事件の行方は

まだ決着はついていない!平群町議会で延長戦へ

平群町長選挙は現職の勝利で終わり、メガソーラー開発阻止で一丸となり大きな波を起こしていた住民運動も意気消沈して反対の機運も自然消滅・・・にはなっていない。
2022年12月13日の平群町定例議会で、既に問題終結と楽観していた推進派の議員が凍りついた。

議会で徹底抗戦中

平群町議員の中で希少な反対派の山口議員が、工事再開のために再提出されていた事業者の改定計画書の新たな不備(捏造)項目を鋭く追求し、大混乱となったのだ。
正確には混乱というよりも「今日で一件落着♪」と脳天気だった推進派議員が想定外の質問にまともに答えられるはずもなくなって根拠を示せないグダグダ弁解の防戦一方となり、審議が終わらず後日再審議となった。延長戦である。

とはいえ、民主主義の基本は多数決。
町長・議長・長老議員など多数が住民軽視の推進派の議会にあって最後は強行採決もあり得る。
これで逆転勝利というわけにはいかないだろうが、一矢を報いたことは間違いない。
今回の一件で、悪徳業者が完璧な計画書を作成するのは不可能なのだろうと断定できる。
そもそもがFIT買取制度目当てで駆け込み許可申請最優先で、住民の安全性担保など二の次三お次という雑な計画なのだから、何度作り直しても「もぐらたたき」のように必ず不備項目が発見され、物議をかもしては延長を繰り返した末に時間切れ。というのが最良の戦略となるのかもしれない。😅

問題の発端は、事業者のずさんな開発許可申請書を奈良県と平群町が事実上ノーチェックで通したことに対して、書類の不備(捏造)項目を見抜いたのが住民団体「平群のメガソーラーを考える会」代表の須藤啓二氏。
その後いろいろあって工事は知事命令で2021年6月に停止された。住民運動が功を奏した極めて異例の措置である。
しかし「中止」ではなく「停止」である。平群町行政も利権まみれとしか思えない推進派が主流の状況でもあり、それなりの大きな投資をしている事業者が指をくわえておとなしく引き下がるはずもなく・・・というところ。
事態はもっと複雑だが、思い切りカンタンに説明するとこうなる。

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