戸建ての宿命【外壁補修と屋根塗装】12年目で決行

今回はBDレコーダーとはコストのレベルが異なるリフォームのネタ。
何といっても戸建て持ち家の最大のメリットは、固定資産税以外の費用が発生しない事。※ローン残債や借地権等がない場合
しかし、永く住むには不定期で生じるメンテナンス費用をまったく無視する事はできない。
自由意志である事を別にすればマンションの修繕積立基金の感覚が必要なのだ。
そしてそれは忘れた頃にやって来る・・・

始まりは壁面のシーリング(コーキング)劣化

自宅新築にあたり、壁面材料は安いモルタルなどではなく迷わずサイディングとした。
材料そのものは割高ではあるがちょっとましな立体感あるレンガタイル風の見栄えと長寿命をあわせ持った優れた建材である。
これなら塗り壁とは違って20~30年くらいは平気でもつだろうと気楽に考えていたのだが、思わぬ落とし穴が待っていた。

実は昨年ハウスメーカーの10年点検サービスで外壁と屋根の補修を指摘されていたのだが「10年で劣化なんてするわけないやろ😣」とまったく気にしていなかった。
そして今年の春先に別件で補修サービス工事があり、その件を再度指摘されたのだ。
概算見積は外壁だけでも少なくとも150万円以上。😭
今回は屋根も劣化しかけているとのおまけ付き。
そして自分の目で確認してさすがに無視できなくなった・・・。

問題は外壁そのものではなく、接続部のシーリング

想定外の劣化に落胆・・・

垂直の接合部を保護しているシーリングにひび割れが生じている事が分かった。
昨年はほとんど気にしていなかったが今は素人目にもはっきり判別出来る状態となっている。
良く見ると外の壁面にも生じていてDIY補修で済むレベルではなく決断を迫られた。
木造住宅に外部からの浸水は致命的状況を招くのだ。
自宅の窯業(ようぎょう)サイディングは、工場で外装が仕上がった大きなサイズの建材を現場で壁面下地の上に貼り合わせて行く工法のため工期は短いし、塗り壁のような職人による手作業の品質の差が出ないのが特長。
なので現代の住宅の外壁はほとんどサイディングになっているようだ。

ちなみにこの種のサイディングは材料の厚さによって立体感に大きく差が出る。厚いほど見栄えは良くなるが当然コストにも比例するので悩みどころではあったがその分寿命の心配はない。
セメントで積み上げているわけではないので一見レンガタイル風の個々要素のすき間部分にもひび割れ等の劣化は生じない、はずだった。

そんなわけで、業者の選定から約1ヶ月。劣化部分だけではなくシーリング部の全面補修が決定した。

外部のシーリングは全部が改修対象とはいえこんなところまでやってくれるとは思ってなかった。

足場が出来て屋根を見てみたら、これまた予想以上に表面がカサカサで「これはあと10年持たすのはムリかもな・・・」と焦燥感にかられ、けっきょくは壁面に続けて塗装を依頼することにした。
終わってみればさすがはプロの仕事。下地処理からコーティングまで4度の工程できっちり仕上げてくれたので、今度こそあと10年は心配ないだろう。

格安料金で大改修実現

見積り金額と工期の交渉に時間がかかり、着工が梅雨期に入ってしまったのだが幸い工事中は降雨がなく、日頃の行いの良さを再認識したのだった。😄
そこで、気になる料金はというと全部込みで80万円だった。
(足場とシーリングで50万円プラス屋根塗装30万円)
ハウスメーカー見積の半分で済んでしまった。もちろん工事の手抜きなど一切なく隅々まできちんと施工してくれた。
業者は近場からネットで検索して小規模で評価の良さそうなところを選択したのだが、結果は当たりだったので良かった。
現場の職人は5~6名が日替わりで来ていた。高齢化の進む業界というイメージとは逆に20・30代という若い人たちばかりなのに驚かされたのだが、とはいえ仕事は丁寧だし対応も良くて感心しきりだった。

建築時以来の足場風景

さて。臨時出費は痛かったが避けては通れないメンテナンスではあるし、ハウスメーカー見積もりの半値以下で完了できたのだから満足している。
ちなみに工事が終わってしばらく経ってから知ったのが、外壁や屋根のリフォームについてあらためて調べてみたらクルマのような一括見積もりサイトがあったのだった。
とうぶん利用する事はないはずだが、一応覚えておこう。

一例はこちら。


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