理想の学習リモコン

学習リモコンに関する記事を度々書いていて、理想的なリモコンが存在しない事を嘆いて来た。
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しかし、以前にはあったのだ、それは、SONYの”RM-VL700U”。今でも最高のデザインだと思っている。
今に至るまで、これを超える学習リモコンは存在しない。10年間以上も進歩していないという、嘆かわしい状況。
7年ほど前まで最も長く愛用したのがこれだった。本体は、なすびを半分押しつぶしたようなヘンな形だが、これが実に使いやすい。下半分のサイズが小さめなのでラクに持てるし、末広がりの上半分に余裕あるボタン配置が可能。
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画面がない弱点を補うため、操作のためにボタンを押すと機器選択LEDが発光して現在のモードが一目瞭然。
現存するほとんどの学習リモコンも同じ機能を踏襲している。
本機に限らずSONYの学習リモコンに共通した長所が、送信出力の強力さ。送信部が並みのリモコンの三個分装備していて、相手の機器と反対方向のカベや天井に向けて操作しても、苦もなく正常動作するオドロキの能力である。
リモコン本体を機器に向けてからボタンを押すなどという儀式がまったく必要ない。これは最高に快適。
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そして、この”黄金のボタン配置”。手にした本体の中央部という最も操作しやすい位置に再生制御系のボタンとカーソルキーがあり、デリケートな操作を必要としない音量とチャンネルボタンが下部にある。
こんな素晴らしいボタン配置デザインのリモコンは、本機とその後継機(失敗作)である”RM-VL1000U”の他にない。
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本体下部は細身になっていて実につかみやすいのだが、さらに裏面の中央部付近が大きくえぐられていて、ここに中指や人差し指を入れて完璧にホールド出来るようになっている。
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更に、ボタンひとつひとつの形状にまでこだわってデザインされている。こんなリモコン、見た事ない。家電製品や自動車のカタログに人間工学という言葉が良く使われるが、学習リモコンでそれが云えるのはこの”RM-VL700U”だけである。
機能的に唯一の問題点は、上書き学習が出来ないので、機能登録済みボタンに再度登録する場合は、面倒な消去操作が必須である事くらい。いったん登録を済ませれば関係ないようだが、試行錯誤している時にはこれがわずらわしくて、投げ出したくなるくらいに呪ったものである。ヽ(`Д´)
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自分では”銘機”と認識しているが、こんな優れた製品を使わなくなったのは、HDDレコーダーを常用するようになってからである。特に、動画の編集操作を良く行うようになってからは、まったく出番がなくなってしまった。
その理由は、ズバリ”ボタン数”。奥にある現行型の”RM-PLZ430D”と比較するまでもなく、とにかく全般的に圧倒的にボタン数が少なすぎて自分の用途では実用に耐えなくなったわけである。
それでは、”RM-PLZ430D”はというと、これも問題ありまくりで引き出しの奥に眠っているだけという有り様。
これについてはまた後日。( ´ー`)

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