オールド・フレンズ

LPレコードのジャケット写真を撮るのもなかなか難しい事が良く分かった。(。-ω-)
特に、夜に撮ろうとすると光源の問題が立ちはだかる。正面から撮ろうとすると、どうやっても光源が写り込んでしまう。角度を変えると台形になってしまうし、苦し紛れにフラッシュを焚くと更に悪化するし。( ≧Д≦)

まぁ、光源との高低差と角度をつけて、何とかかんとかカッコはついたが、それでも光源の残像と台形歪みからは完全に逃れられなかった。ホワイトバランスも、とりあえずはこれが一番見た目に近いのを採用。
何でそんな苦労をする事になったのかというと、 ジャケット写真くらい、Webからカンタンに手に入れる事が出来ると思っていたら、案外とないのですな。それなりのサイズでちゃんとした画像が。
こんな超名盤の人気作品であったとしてもである。アマゾンにもまともなのがないし。
仕方ないので、手持ちのLPレコードジャケットを撮影してみたわけで、軽く考えていたが甘かった・・・
こんなんではとても納得出来ないので、後日再挑戦してみるつもり。ジャケット写真は今回の本題ではないし。
とにかく、発売された1968年当時から、聴くほどに感動が高まり、擦り切れるほどの回数をかけたレコードのひとつが、サイモンとガーファンクルのこの名作”ブックエンド”。原題は”Bookends(ブックエンズ)”です。
当時かなり流行っていた”コンセプトアルバム”である。
※1枚のLPレコードをひとつのイメージで統一する事であり、並の音楽的才能ではとうていムリな仕事
稀代の天才、ポール・サイモンはそれをやすやすと成し遂げた、というわけでもないだろうが・・・
レコードの片面全部を使って、人生の夜明けから黄昏時までをシンプルで美しくかつパーフェクトにまとめてある。
感動的なテーマ曲”Bookends”では、公園のベンチの端に所在なく座っている老人を本立てに見立てて歌っている。
そして、風に舞う新聞紙が老人の丸いクツのつま先にまとわりつき、彼らはじっと夕陽が沈むのを待っている。
何と素敵な感性なのか。そして、”Old Friends”では、「70歳になるなんて怖ろしいし、想像も出来ない」と云っている事くらいは当時の貧弱な英語読解力でも何とか理解出来た。聴くたびに深い感動に全身が包み込まれ、自分にもいつか来るであろうその時に思いを馳せていた。
書かれたのは半世紀近くも前の事であり、制作当時の70歳と現代の70歳では意味合いがかなり異なるのだが。
ところで、これらの名曲を書き上げた時のポール・サイモンは27歳。弱冠27歳だったのである。天才はすごいね。
元々、ポップスの常道の「恋したの愛したのふられたの」だのというのとは対極の歌詞を書き続けていたし、「オレは孤独な岩なのだ!!」と叫び続ける変人や果ては自殺者をテーマにしたような偏執狂的なテーマの曲までをアルバムに収めていた。何しろ初期の代表作が「沈黙の音」。深刻な内容を美しいメロディや軽快なロックで包み込んで、アート・ガーファンクルの比類なき美しい歌声によってそのメッセージが聴き手の心に自然と深く浸透してくる。
そんなわけで、インテリを自認する層に圧倒的な支持を受けていた。(良く分からんがそうゆう事にしておこう)
サイモンは1941年生まれなので、2011年にこれを演奏する時にはどんぴゃの当事者という事になるのだが、相変わらずポーカーフェイスで淡々と歌っていたのだろうな・・・( ´ー`)
とはいえ、以上はまったくの余談である。今回のお題は、とにかく”オールド・フレンズ”なのだが、ここまで書いて来てエネルギーが尽きてしまったので続きというか、本題はまた後日。(*´~`*)

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