ダイソン掃除機の持病!? V7 モーターヘッドが回らない故障を治す!!

ダイソンの大発明は清潔な排気とモーターヘッド

・・・だと思っている。とにかく我が家では掃除機といえばダイソン。
5年間ほど使っていた、ありきたりな機能の某国産品(SANYO)掃除機が故障した。
新品を買うか修理に出そうかと迷っていたのが、家計に余裕のあった時期でもあり、CMの未来的先進的イメージに惹かれて購入し、その性能に魅了されてからはや10年以上が過ぎたことになる。
機能に裏打ちされた独創的なデザインセンスはもちろんだが、臭いのが当たり前だったそれまでの掃除機とは別世界のクリーンさと、紙パックなしで強力な吸引力は圧倒的魅力だった。うるさい・重い・高いの三重苦は問題にならなかった。
加えて、クリーナーヘッド内のローラーがモーターの力で回転するという驚異の機能。

ダイソンのワナ

現時点でちょうど丸12年になるわけだが、現在の”V7 Fluffy/フラフィ”は実に5代目である。
よく考えても、考えなくても異常な買い替えペース。掃除機やで😅
それまでは、掃除機なんて10年間以上使い続けるのが当たり前だった。
初代の有線式”DC12″は何の不具合もなかったのだが、コードレススティック型クリーナー”DC62″を目にして体験した後は二度と有線に戻れなくなってしまったのだった。”DC12″はかなり画期的商品だった。
それ以前の機種の弱点をほぼ克服して実用に堪えるレベルの商品となり、その魔力に抗うことができなかったのだ。

しかし、2年間ほどで買い替えるというワナにはまってしまったのだ。理由は故障ではない。
ダイソンといえども当時のコードレス製品は発展途上で加速度的改良の最中にあり、スマホなどのデジタル機器なみの進化が続いていたため、新製品の魅力に負けて短期間の買い替えにさほど抵抗がなかったのである。
要は吸引力・バッテリー・騒音の三大要素が毎年少しずつ進化していたのは間違いないが、メーカーの策略(改善能力)に完全に乗せられていたわけ。

それが2017年に”V7″になって、ようやく落ち着いて愛用出来るようになったのだが、実は今の”V7″は2代目である。
ダイソン製品の保証期間は2年間で、その間ヘッドやクリアビン(ごみケース)にストレートパイプなどの不具合に対する迅速な無償交換でメーカーは神対応と思っていた。そんなわけでモーターとバッテリー以外は新品という状態に近かったのだが、ついにバッテリーの劣化が無視できないようになり、当時はほかの事情もあって2代目を新規購入することにした。
2020年4月に購入した”V7″は、現在まで故障もなく快調に活躍してくれていたが、数日前に突然モーターヘッドのローラーが回転しなくなった。

モーターヘッドのローラーが回転しない

かなり致命的故障である。
回転ローラーが前提の設計なのでフツーの掃除機としても使い物にならない状態になってしまったのだ。

ソフトローラーを付けたり外したりしてみたが、全く治る兆候がない。モーターヘッドのモーターが動作せずシャフトが回転しないのだ。

付属品のミニモーターヘッドで故障部位の切り分け

ダイソンのヘッド故障の判定方法の基準は他のモーターヘッドに交換してみること。
さいわいメーカーの付属品としてミニモーターヘッドがあるので交換してみると正常に動作した。
ストレートパイプにセットしても正常。これで本体側の電気的・機械的故障である可能性がなくなった。

さて。日常的お手入れのためカンタンにパーツをばらせるような構造になってはいるがここまで。
とにかく本体のトリガーボタンを引いてもモーターが全く動作せず、当然十字形のシャフトも回転しない。

ダイソンサポートの塩対応に失望

もちろん、ダイソンに問い合わせをしたのだが、チャットが使い物にならないばかりか、電話は延々と待たされたあげくに折り返し連絡になるというありさまだったが12月だからなのか・・・
この時気がついたのが「折り返しのご連絡」というのはユーザーにとって非常なストレスとなることを知った。
いつかかって来るか分からないのだから、屋内外でスマホを肌身離さずケイタイしていないとならない。
いらいらしつつ待っていると小一時間ほどでかかって来た。しかし、二言三言話しただけでいかにも初歩のマニュアル教育しか受けていないレベルのスタッフと分かった。※不快なのでいちいちその内容を書かないが
これまでダイソンのサポートとはそれなりの回数をやり取りしたが、こんなのは初めて。
くどい質問攻めですぐに面倒くさくなり、ヘッドの購入を告げるとオドロキの返答だった。
同一製品の在庫がなく入荷も未定。それは仕方ないが・・・

モーターヘッドのパーツ価格が2万円!?

正確には端数があったがこの時点でパーツ購入を断念した。最悪なのがその後の”親切なアドバイス”でだった。
「長年のユーザー様用のお得なサービスがあります」と猫なで声で交換用ヘッドではなく旧製品の在庫処分品を案内して来やがったのだ。
しかも、ダイソンのネットショップより割高な金額で!! なめてんのか!? いや舐められてるな。
「公式ネットショップの交換パーツをいくら検索しても見つからないから電話してる」と冒頭で強調してあったにもかかわらず、こんなふざけた”お得なサービス”を聞かされて即座に電話をたたっ切った。
ヤフオクやメルカリでも純正ヘッドは見当たらず、かといって素性のしれない中華製品は論外。
その後は格安の類似製品を検討したりもしてみたが、ふと思いついた。

本体のモーターやバッテリーに劣化の兆しはない。

そもそも新品購入から3年間もしないのに満足に使えなくなる掃除機って何なんだ!?
絶対に原因究明してやる!!怒りとともに久々のやる気スイッチが入ったぞ。

故障の原因は部品劣化などの複雑な要因ではなく断線ではないか?

ここまではマニュアル通りのお手入れ作業に過ぎなかったが、気合を入れてDIYの開始である。分解してみようか。

接点部分の清掃と端子の角度変更などもやってみたが全く効果なし。

分解しようとしたらさっそくの第一関門が”T8″トルクスネジ。
手持ちのセットに”T8″のドライバーがないのだ。夜なので買いに行けない・・・😂

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