建築日誌 – 基礎の基礎編

順序があべこべになってしまいましたが、基礎編です。
穴ぼこの中に見えているのは、「鋼管杭」。地盤が弱い(柔らかい)と判定された場合、基礎コンクリート打設前に専用の重機によって地中深く打ち込まれます。
直径約 100mmで、長さは十数メートルだそうです。意外と細いものです。
杭打ち2
写真のように、ちょうどケイタイ電話機の長さくらいの直径です。
杭打ち
地盤の状態によって、杭の数が決定されます。ウチの場合は、たしか全部で32本打ち込まれていました。
気がついた時には終わっていたので、残念ながら、杭打ち工事中の写真は撮れませんでした。(-_-;)
ちなみに、杭をガンガン打ち込むのではなく、先端にスクリューを取り付けてドリルの要領で回転させて押し込む工法のようです。これなら騒音もほとんどなく、杭自身の損傷も防止できるわけです。進んでるなぁ。
杭打ち3
ちなみに、鋼管杭の打ち込みは建築工事費以外に発生する完全なオプション工事費であり、決して無料ではありません。「坪25万円」のタマホームでも同様ですよ。
そして、打ち込む本数によって、当然ながら料金が変動します。100万から 200万円以上かかる事も珍しくないそうです。同じ菊美台住宅地の中でも、建築場所によって条件が違います。ウチの場合は当初見積額約 160万円(!!)でした。地盤補強が必要ない場所もあります。この場合は補強費用はゼロとなります。
ちなみに、写真奥に建っている家の宅地はほとんど補強が必要なかったそうです。ホンの隣り合わせなのに何という不遇・・・(-_-メ)
・・・と、今でこそクールに書いてますが、この注文住宅ならではの想定外費用によって資金計画が大きく狂って頭を抱えました。庶民の場合は、ギリギリの資金計画になるのが常ですから、ここで発生する費用がゼロか 200万円かによって、計画そのものの是非にまでさかのぼって考え直さねばならなくなるのです。
そんな事で多額の費用が余分にかかるくらいなら、菊美台には他にもいっぱい空き宅地があるのだから、地盤の良い場所にすれば良いのですが、そうは行きません。「緑道沿い」の選択肢はわずかしか残っていないのだ・・・
そうや!! きんてつに交渉してサービスしてもらえば良いんや!!
・・・以下、次号に続く。かも。

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